戻る あうんパラダイス1号 

        (埼玉県川越市笠幡 久保田農園)

 

                                                              久保田農園の楽園写真集はこちらへ >>>

 

 ここは埼玉県の小江戸と言われる川越市です。住宅街を抜けると一気に広がる田園地帯、その中程にある畑です。前も後ろも家庭菜園だらけ、お勤めご夫婦の癒しであり命のフィールドダーチャです。ご夫婦の愛の菜園ではありますが男と違い女性はトイレがないことが致命的です。久保田さんの一言"お母さんたちにトイレを作ってあげたい"との想いが究極のバイオトイレ、あうんユニット単独槽設置につながりました。いつしか想いはふくらみ、人類の恒久平和につながる楽園造り、あうんパラダイス1号になったのです。

 

 

 川越と言う都市化が進む住宅街につながる癒しの農村風景、いつも浄化の風が舞い、その中ほどにある小畔川の流れ、晴れた日は遠く富士山が見えます。

 そこにアニメ風の谷のナウシカのメッセージから、大地との絆を結ぶバイオエナジー水の看板、勿論手作りです。


 

 

  楽園の南側は金網をめぐらしてあります。日当たりがとても良いのでバラの生垣としました。つるバラは木バラと違いとても強く一株づつそれぞれが、手のひらのように精一杯枝を伸ばして花を咲かせてくれます。

 そのそばの散歩道を通り過ぎる何とも良い香りがしてきます。 甘く凛とした香りがします。音に例えると鈴の音のような音がリンリンと聞こえるようです。

 

 一方北川は武蔵野の雑木林の風情を取り入れて、ドングリの木の生垣づくりとしました。

 冬になれば黄色く色づき冬の季節の到来を知らせてくれます。落ち葉の下にはカブトムシの卵が息づいているような気がします。木枯らしが吹き落ち葉となって舞い落ちるころにはかき集めて堆肥にします。

 落ち葉が散って枯れ枝のようになった姿もとても美しいものです。寒い木枯らしにも負けずに裸で頑張っているだよとのメッセージも聞こえてくるようです。

 

 アナスタシアのいうように生きた生垣なら壊れることはなく、時間とともにいっそうたくましく美しくなります。

 

 


 建築基準法では畑に建築物は建てられないので、ビニールハウスを活用しました。ホームセンターで購入したよしずを内装に張り巡らし、入口は手作りの竹ノレンをかけました。その内側にはアコーデオンカーテンがついています。

 便器は快適な水洗トイレです。そして何気なく感謝の言葉を額にしました(究極の感謝でもあります)しかしどうも外観がいまいちだったので、もう一工夫で足場パイプを使い家の形に組み合わせて、そこにつる性植物である雑木林に自生しているアイビーを周囲に植え付けました。アイビーなら一年中緑に覆われた素敵な「緑の館」になると、成長を楽しみに待っています。

 アイビーとは武蔵野の雑木林に自生しているつる性植物です。

(左の写真)

 

 昨年暮れから空いた時間にバイオトイレを制作してきました。当初から「緑の館」のイメージのトイレを造ろうと思っていましたので、出来上がった3月に早速雑木林よりアイビーを根ごと丁寧に掘り起こして周囲に植え付けましたが、やはり北風の洗礼を受けて枯れて吹き飛ばされたようでした。この5月になって再度植えなおしました。アイビーは一年通して緑の旺盛な葉でおおわれますので緑の館にはピタリだと楽しみにしています。 今年の前半は期待できませんので手っ取り早くゴウヤの苗を植えました。

 強烈なアンモニア臭の人間の大小便は微生物処理はむずかしいのですが、今回のあうん単独槽の菌床は簡単に浄化してくれます。勿論トイレットペーパーも簡単に浄化消失します。もっと基本的なことを言えば悪臭のトイレに植物でおおうのは植物に対して負担を掛けますが、このバイオトイレの中では地底光合成と言う自然のどんでん返しが起きます。つまり悪臭の真逆の酸素を排出します。植物と同じ葉の上で起きる光合成現象が起きますので、まわりをおおい隠してくれるアイビーとお互いに共存共生するのです。だから緑の館と言う命名が合うのです。

 バイオトイレと言えばおが粉トイレが一般的ですが、究極の微生物技術だからこそ、水洗のバイオトイレが実現するのです。そのこと以上に人間の排泄物ぐらいエネルギーの高いものはありません。大自然は循環です。毒を薬に、糞(クソ)を黄金(コガネ)に変えるのです。汚いものきれいに変えるのです。人間の排泄物をバイオエナジー水にかえて、畑で医食同源の身体を癒す食べ物を造るのです。だから感謝でありがとうございますなのです。ご婦人たちが我慢をせずに快適に使用して感謝、その排泄物を頂く久保田さんも感謝、感謝と感謝がこだましあうのです。ここは愛の空間そのもなのです。

「あ・うん」つまり初めと終わりがつながり、ビッグバンからブラックホールまで大宇宙の真理なのです。

 何故「緑の館」なのかと言いますと、実は私がアナスタシアの本に出会う50数年前アナスタシアをイメージする森の妖精リーマに出会っていました。ウィリアム・ハドソンの小説『緑の館』の中でです。映画ではオードリー・ヘプバーンがリーマの役を演じています。その時読んだ感動がこの歳になっても消えずに数十年ぶりに読み直したほどです。

 またもう一方の主人公アベルが不思議な鳥の鳴き声に誘われて、声の主を求めて森の中を探し回る描写があります。リーマがその声の主でしたが、実は私も実体験をしています。私の住むファームは今は開発されて雑木林の木立の隙間から家々が透けて見えるようになりましたが、昔は広大な武蔵野の雑木林に囲まれた自然豊かなところでした。その林の中を不思議な小鳥の声に誘われて探し回った幼いころの思い出があります。また毒蛇の頭を石で砕こうとしたアベルを激しくとがめるリーマの描写がありましたが、それもタイガの森の動物たちとアナスタシアの関係と重なることが多いのです。命あるものすべては神の愛によって創造されたと言うことでしょうか。

 森の枝から枝へ自由に動き回るリーマはまさに森の妖精でしたが、アナスタシアは妖精と言うより現代の混迷極まる地球人類に対して、天より使わされたメッセンジャーと感じています。

 このバイオトイレの重要なことはこの単独槽の中のソフトである菌床です。1日30人からのトイレ使用可能です。単独槽はバイオトイレとしての能力を高め、しかも大地を豊かにするたい肥製造が大きな目的です。しかも誰でもできる技術なしの完全自動化で価格も超お安いことです。この1トン単独槽では一切の臭気はなく、逆に酸素がマイナスイオンが出ています。地底光合成と言って植物の葉の上と同じ現象が単独槽の中で起きています。単独槽の大きさは1000リッターですので夜中の時間に曝気をとめて菌床を沈めてその上澄水(エナジー水)をたい肥に噴霧することにより全く別物、大地を豊かにするバイオ堆肥になります。

 

 次にあうん単独槽のエナジー水を使った堆肥場です。バイオエナジー水を木を粉砕したチップや畜糞などに散水します。それを切り替えして空気をいれて好気発酵を促します。一般のたい肥は腐敗たい肥で悪臭がありますがこの堆肥は殆ど臭いが無く肥料三要素からビタミン・ミネラル・アミノ酸が豊富に含まれています。そして何より複合発酵でなければできない大地のすべての微生物が共存共栄共生して高濃度のボカシ状態になっています。ここはモデルでこのような可愛い堆肥場ですが、この単独槽一つで大きなたい肥センター一つを大地との絆を取り戻すバイオ堆肥に変えることが可能になります。

  大地はそのまま複合発酵装置です。

 人為的にやらずとも大地が好気発酵から嫌気へ光合成と次々発酵の連鎖を起こします。

 発酵は微生物がビタミンミネラルなど生理活性物質を作り出します。だから全く反対の別物になり毒が薬となるのです。

 

 ここでもう一度単独槽の技術的お話をすれば

 親亀の背中に子亀を乗せて~、子亀の背中に孫亀乗せて~、孫亀の背中にひい孫亀乗せて~、親亀こけたら、子亀孫亀ひい孫亀こけた」

 まさに同様で最初の好気発酵が重要でそこが上手くいけば後は順次バトンタッチしてゆきます。 今回単独槽用の菌床育成は柳田ファームがやり、それを供給することで皆様に一切の技術を要求しないことが今までの発想と大きく違うところです。

 

 私は長い間このバイオ技術は人類救済技術だと言ってきましたが、その意味はこの単独槽でのエナジー水による有機物のバイオ堆肥化です。アナスタシアの叡智に深く感動し、こうして公開の場で宣言できるのは確信があるからです。人類が忘れたことを思い出せば今の生活スタイルがガラリと変わります。一番重要なことは人類70億の排泄物バイオエナジー水に変えて、それであらゆる有機物をバイオ堆肥に変えることに尽きるのです。

 風の谷のナウシカのメッセージは「大地との絆を取り戻すバイオ堆肥」です。

 バイオ技術で出来た医食同源のお野菜を皆さんに食べていただくための野菜直売を計画しています。このお野菜は大自然農法で造ります。大とは宇宙を表し宇宙エナジー、ダークマターを取り込んでいます。別名宇宙農法なのです。

 やはり循環のサイクルはあうんです。始めと終わりがつながるのです。排泄物を宝に変えて食べ物を作りだすのです。肛門と口がつながり一つの輪になるのです。今はバイオエナジー水の強力な浄化力を体験していただくために、ペットボトルに入れたバイオエナジー水を無料提供を始めました。

 医食同源の真の意味

 

 自然は循環でつながっています。それも調和の輪でつながっています。

 解りやすく言えば私たち人間の排泄物にはその人の生命情報が記録されています。つまり肝臓が悪ければその情報が大小便に記録されています。その排泄物の情報を微生物が受け止めて、その情報を植物に伝えます。すると植物はその情報を受け止めて肝臓を治す成分を、つまり薬を作りだすのです。だから食べ物はお医者さんだとなるのです。それが医食同源の真の意味です。

 

 考えてみますと大自然の野生の動物たちは病気をしないで天寿を全うすると言います。同じテリトリーの中で排泄から食べることまで同時にやっています。まさにあうんです。

 私たちの食べるものは医食同源でなければなりません。つまりあうん装置で自分の排泄物を微生物で発酵してエナジー水を造りそれで有機物などをたい肥化して家庭菜園で使うのです。

 あうんパラダイスの目的の一つは、食べ物を通じて本来の自分を取り戻すのです。そこがアナスタシアの叡智と重なるところです。