目的に向かう抜本的な方式(1)

 

  一にも二にもバランスをとること   切り替え装置を作ること

 

 皆さん、先ず大切なことは、あうんユニットはトイレの形式をとっていますが

人類救済の宝の水を作る装置です。

 その目的の力を引き出すには一にも二にもバランスをとることにあります。

 

そこで、設置に際してトイレ排水はあうん、台所お風呂などの排水は合併槽(左の写真)及び都市下水です。その為にはあうんと合併槽及び都市下水との汚水流入の切り替え装置を作ることが不可欠です。

不安定になったら合併槽へトイレの排水を流し、あうんの安定を待つのです。これさえ守れば、全体が大方安定します。

 

前処理槽の設置(都市下水、合併槽が無い場合)

 

 都市下水、合併槽が無い場合はA槽の前に前処理槽として600リッター便槽を埋設します。

前処理することにより、A槽の発酵が良くなるのと同時にA槽への投入量の調整をはかり発酵を安定させることができます。

 

 そして、あうんで出来た光合成槽のエナジー水を前処理槽へ定期的に投入します。沈殿槽の沈殿物を前処理槽へ入れます。AB槽の菌の調整をした際の余剰菌床を同じく入れます。

 

  バイオトイレとしてのみ使用

 

バイオトイレとしてのみ使用可です。

会員さんの多くは宝の水バイオエナジー水としてでなく、悪臭のないトイレとしてお使いの方が多く見受けられます。

何処のバイオトイレもあうんのような力を持ったトイレはありません。複合発酵だから悪臭のある人間の排泄物が無臭になります。

一つの便槽のみでほとんど自動で夢のバイオトイレになります。

この方式はまだ具体化したことはありませんが、ちかじかお披露目する予定です。

 


 

最初の発酵が一番重要と言う話しです。

 

  親亀の背中に子亀を乗せて そのまた背中に孫亀乗せて そのまた背中に曾孫(ひまご)を乗せて 親亀こけたら皆こけたとの、明治時代の流行り歌がありますが、複合発酵も全く同じで最初の発酵が旨く行かなければ、後いくら手を尽くしても立て直すことはできません。

 

 それは好気性菌より、通性嫌気性菌の仲立ちから嫌気性菌さらに光合成菌まで運動会のリレーのバトンタッチのように連係しているからです。最初の発酵によって出来る生理活性物質を利用して次の発酵が始まり、その生理活性物質をさらに利用して次の発酵が始まるからです。これが順次進みます。ですので最初の発酵をベストにすることが重要です。

 

 その条件として、バランスを崩さないことと、デッドゾーンを無くして、適切なエア量にしていただくことです。

 

 できれば最初の発酵槽を大きくすることにあります。または前処理の設備を加えることです。

 

 私は養豚での複合発酵に取り組んだとき安定するまで3年かかりました。今のあうんユニットなら菌床の入れ替えをする体制をとるようにしましたが、当時入れ替えするには大きな費用がかかりますのでやり直しができません。そこで、不安定になったら流入を止めて安定をはかることしかなかったのです。その苦労は半端でなく、その結果多くのことを学びました。

 

 始めは最初の発酵槽10トンでしたが自分の考えで30トンに変えました。以前は旋回式でしたが完全にデッドゾーンを無くすために逆ピラミッド型にして先端の一番深部に強力にエアを送るジェットフィザ-を付けました。

 

あうんユニットと違って高濃度排水と大きなプラントは安定させるのが大変でした。

 

 柳田

 

              あ・うんユニットの浄化力を上げるには

 複合発酵は駒のようなもので安定を保てばどんどん回転は上がってゆきます。つまりトイレの処理能力が増すのです。

 いつも不安定なことをやっていては、かけっこ競争でスタート位置を行ったり来たりしているだけで全く前へ進んでいない状況なのです。